DMPとCRM

2年ほど前から初めてお会いした方にデータマネジメントの仕事をしていると話すと、「マーケティング業ですか?」と言われることがちらほら出てきました。

どうも、マーケティング業界で流行っている(いた?)DMP(Data Management Platform)のことをイメージされていたようです。

DMPとは、インターネット使用者のアクセスデータや履歴を管理するツールやシステムのことを指します。

このようなデータを収集し、自社顧客の購買履歴などと紐付けた上で、マーケティングに活用することがここ2~3年進んでいます。このため、ITではないビジネス部門でも「データマネジメント」ということばが浸透しつつあるようです。

ただ、データマネジメント≒DMPではけしてありません。

データマネジメントは企業資産としてのデータを管理し、活用し、競争優位性を獲得する幅広い活動を指します。

DMPが扱うデータは、こうした広域活動のなかの一領域、顧客情報管理の一部でしかありません。

随分前に、顧客情報管理のソリューションとして、CRM(Customer Relationship Management)システムが流行ったことがあります。

顧客関係管理(こきゃくかんけいかんり、Customer Relationship Management(CRM))とは、顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指す経営戦略手法である。顧客情報管理、顧客関係構築、単に顧客管理と訳される場合もある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/顧客関係管理

CRMの定義からすると、DMPはCRMの一施策と考えていいでしょう。

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